ピンポーン!朝7時半。



「おはよー。閑華」



「おはよう。榛真。今日も眠そうね」


ここはうちのマンション部屋の前。
部屋から出たら今日は丁度閑華と同じ時間だった。


「ほら、学校に行く前に起きて化粧しなさい。」


閑華はそう言って歩き出した。


私は、速攻で化粧をして閑華といっしょに学校に向かう。



「ねえ、閑華。明應ってヤンキーいるんだっけ?」



「ヤンキーなんて全くいない正真正銘の進学校よ。」


私は、1年半前までちょっと言えないことをしていた。



今日から通う明應高校の生徒たちには考えられないちょっと悪いこと。