「あっ、うん」 伶斗のことはまた明日でもいいや。 「どうしたの、清水くん」 「ここじゃ言いにくいからさ、屋上、行かない?」 清水くんに連れられてやって来た屋上。 「あのさ...」 その先の言葉を中々言い出せない清水くん。 私にそんな重大な悩みでも打ち明けてくるのかな。 私に相談してもらっても解決できるかな...? 清水くんはしばらくして、意を決したように口を開いた。 「俺さ、美咲ちゃんのこと好きなんだ」 えっ、...?