心配してくれたのかな?


そうだったら嬉しい。


「上がっていい?」


首を縦に振ると、お邪魔します、と一声いい上がった。


いつぶりに来てくれたのかな。


それどころかいつぶりにちゃんと話せたのかな。


それだけで嬉しく思ってて、やっぱり伶斗のこと好きなんだなぁって感じた。


「美咲...?俺が来たから起こしちゃった?」


まぁそうかもしれないけど...


「大丈夫だよ」


そう微笑むと穏やかな笑みを見せた伶斗。


そうだよ。


私はこの優しい笑顔が大好きだったんだ。