私の左目には眼帯、右目しか見れません。
ゆっくりとゆっくりと車を運転しながら
海に無事に到着したのです。
昼間に来るのは久しぶりでいつもは夜に何度も足を運んでいたので昼間の海は新鮮でした。





後ろから君が微笑みながら
「おかえり…R」
とその表情を見て私は安心しそこで泣き崩れました。全部の我慢が一気に解放されたからです
どうしようもない無残の左手首の傷跡をあなたは優しく両手で撫でてくれたのです。






「もう大丈夫だよ…君は綺麗なままだ」

とそう言って私はその優しさに寄りかかりました、私の心にまた温かさが染み渡ったのです…