多くの言葉は二人共交わさない、でも心と心で会話をしている分、疲れる事もなく景色を眺めながら潮風が僕達を優しく撫でてゆくのだった
僕がギターを弾き始めると必ず君は目を瞑って
背中に翼がはいたような感じで飛んでゆく
心地よさそうな表情をしながら包まれていく
月明かりが僕らを照らしスポットライトの様
「月明かりのステージみたい、素敵…」
君はそう言って手を伸ばし涙を零した
その涙に全部の重荷が詰まっている事だろう
僕はその理由(ワケ)は聞かない聞けない
でもその変わり僕が出来る事は君の為に弾いてあげること、君の為に曲を作ること。
ただそれだけだった…。

