私は琉偉に背中を押され晧覬の部屋に入った。



[瑠璃ちゃん!]

隼人が呼び…

〈瑠璃ちゃん!〉

剛司も私の名前を呼んだ。



二人は琉偉から昴に言われた事を話二人とも私の側に来て…《俺達が付いてるから安心して。》
そう言ってくれた。


晧覬や昴に言われるより少し頼りなかったけど…


今は凄く心強く感じた。



琉偉も隼人も剛司も最高の仲間で最強の弁護士軍団の仲間。いざと言う時は必ず手を貸して助けてくれる。

だから私はみんなを信頼し信用してる。




ドアがノックされ…


琉偉が返事をするとそこに立ってたのは記憶の奥にしまい込んでた人だった。



芹澤さん…


私が名前を呼ぶと…



【久し振りだね。何年振り?もう6年?7年に成るのかな?昴が来たからたぶん瑠璃さんも帰って来てるんだと思ってここに来たんだよ。】


芹澤さんが私に向かって言った。



私は…

氷の様に固まり…

ただ…

芹澤さんだけを観てた。



〔初めまして。私、瑠璃さんの顧問弁護士を勤めさせて頂いてます。白鷺 琉偉といいます。〕


琉偉が名刺を出し芹澤さんに先に挨拶をした。