『これで仮契約は成立したと言う事ですよね?浅倉さん。有り難う御座います。凌も有り難うな!』
晧覬は言った。
【後日、契約書を宜しく頼むよ。】
凌パパはそう言って子供達の所へ行きそしてみんなに挨拶をして部屋から出て行った。
何と言う速さの交渉なんだろう…
私は目をパチパチしてると…
〔瑠璃ちゃん?初めて交渉の席に着いたとか言う訳じゃ無いでしょ?そんな驚いた顔をして…〕
凌に言われた。
確かに交渉の席は何度も父と一緒に出席してたから知ってるけど…
いつも難航してたからこんなに速く話が済むなんてビックリしただけなんだけどもね…
私が凌に言うと…
〔そうだよね。俺も親父があんなにあっさりOKを出すなんて思って無かったしそれに晧覬が出した案が良かったんだよ。規約も重要な事は4項目しか無かったし後は両社で話し合いをして決めるって事に成ってたから。だから親父が気に入ったんだろうな!〕
凌は晧覬に向かって言った。
『俺は弁護士。商法とかも扱うんだからそれなりにお互いの利益を考えたまでだよ!』
晧覬は凌に言った。


