『はい。こちらの方が仕入れる側で勿論本来は安くして頂ける方が有り難いのですが…こちらが無理にお願いをしてる立場なので…いかがですか?』
晧覬が逆に聞いていた。
【私達の方はこの内容で問題はない。】
凌パパが言った。
『では後日こちらに契約書の書類を郵送させて頂くか?後日またこちらにお邪魔しますが宜しいですか?』
晧覬が全て仕切ってしまい私は本当に名前だけの社長に成っていた。
晧覬の案はこうだった。
仕入れに当たりその玩具の総額売り上げの5割を月1回、支払うと言う内容とイチ早く新製品の商品をどこよりも早く陳列する約束。
そしてクレームは速やかに処理しお客様のニーズに答える事
会議の席には必ず社長もしくは副社長が出席する事
この4項目が主に重要視されてた。
後はその時々でお互いの会社同士が話し合いで決めると言う形に成ってた。
【瑠璃ちゃん?晧覬君?念を押す様で悪いんだが…。本当にこの契約でいいんだな?私共の提供する玩具の総売り上げの5割。】
凌パパが聞いて来た
『はい。それでいいと思います。』
晧覬が返事をしたので私も頷いた。


