ほんとにこの大人達はとつくづく思ってしまう…
【瑠璃ちゃん。晧覬君。今日は新会社の事でうちに話があると聞いたんだが?】
突然、話しをし出す浅倉パパに…
『はい。書類がありますので先にそちらに目を通して頂けませんか?話はそれからと言う事で…』
晧覬が少し大き目のビジネス鞄からピンク色の大きな封筒を取り出し凌に差し出した。
凌は晧覬からピンクの封筒を受け取ると中からホッチギスで留められた用紙を取り出し中を読み始めた。
凌パパも横に行き書類を観だした。
二人が用紙を読んでる間、琉偉達が子供達の相手をしてくれて私と晧覬は凌と凌パパの姿をただ黙って観ていた。
【瑠璃ちゃん。晧覬君。】
凌パパは書類を読み終わると私の名前と晧覬の名前を呼んでこちらを真剣な目で観て来た。
書類の内容を知らない私…
質問されても晧覬にしか答えられない…
私は名前だけの社長だから…
質問されたらどうしょう?
私は内心ヒヤヒヤしてた。
【この案で私の方はOKだか…。そちらは本当にそれで大丈夫なのかね?】
凌パパが聞いて来た


