頭に置かれた晧覬の左手を私は両手で握り自分の膝の上に置いた。
晧覬は私の手に自分の左手の指を絡めて私の手をギュッと強く握ってくれた。
とても力強い…
『瑠璃。心配しなくていい…安心しろ』
握られた手から晧覬の気持ちが流れてきて私にそう言ってるような気がした。
とても安心する晧覬の手…
私が大好きな人の大きな手…
なんだか凄く嬉しく成った。
私が晧覬の方を観ると晧覬は優しい笑顔を私に向けた。
蒼空の店に到着する…と
【晧覬兄!瑠璃姉!昴!琉偉!隼人!剛志!】
聞き慣れた声が響いた。
走って来る…
はぁ~
響、五月蠅いよ!
私が響に言うと響は下をペロっと出しそして優輝を抱き上げた。
ビービー!と呼ばれる響。
叔父さんとは呼ばせない!!
そう言ってた響。
【晧覬兄!瑠璃姉!中で蒼空と凌と諒汰が首を長くしてみんなの到着を待ってたんだよ!】
響は興奮気味に優輝を抱っこして言った
昴が恵輝を抱き紫を晧覬が抱き蒼空パパ店の前に来ると…
????????
貸し切り?
えぇ~!!
また貸し切っちゃったの!?


