晧覬はポケットからハンカチを出し私の口元から垂れた晧覬と私の交ざった唾液を拭きハンカチを直し私を立たせドアの方へ私の手を引っ張って歩き始めた。
眼鏡をかけてない晧覬…
『眼鏡は俺が弁護士に成ったアイテムで誰にも負けない!って言うおまじないなんだ。』
確か?
そう言ったよな?
私は眼鏡なしの晧覬を観ると晧覬は綺麗な魅力のある吸い込まれそうな笑顔を私にした。
それだけで私は変に成りそうだった…
晧覬にあんなキスをされ私の身体のスイッチがOFFからONに切り替わってしまってたから…
晧覬もきっと気が付いてる筈…
昴達を無視し晧覬は父のいる社長室へと向かった。
部屋に入ると父は子供達と遊んでた。
【二人ともようやく帰って来たか。】
父が言うと子供達もこっちを向き晧覬と私の姿を観て…
《パパ!ママ!》
大きな声で私達を呼び走って来る我が子を観てとても嬉しく幸せに感じた。
まだしっかり走れないのに…
競争しながらこちらに来る我が子に…
両膝を床につけ両手を広げて受け止める準備をすると三人は一気に私に飛び込んで来て私はコケそうに成った。
晧覬が私を支えてくれて私は後ろにコケる事は無かった。


