書類を昴から観せられた私は…



何を考えてんだ!!

うちの父ときたら…



とやっぱり私は怒った。


一緒に居た皓覬に向かって…


皓覬が顧問弁護士筆頭で会社の事を決めるのは社長の父と副社長の私と顧問弁護士筆頭と補佐3名の合意が無ければ無理だって事を知っててなんで?なんで父のこの書類を皓覬はスルーしちゃったの!


私の怒りは治まらなかった。



私は確かにBluemoonの副社長と言うポジションにはいる。

でも今は3人の子供の母親で手の掛かる2歳児。

仕事と言う仕事は書類に目を通し判を捺すだけの仕事。ろくに仕事もしてない私にいきなり社長をやれ!新プロジェクトの子供ランドの社長も兼任なんて無理に決まってるし誰がOKなんてするのよ!


考えとも解る話なのに!!


子供達は私が大きな声を出したので泣き出した。



「瑠璃ちゃん!怒らないで…。恵輝や優輝に紫が泣き出したじゃ無いか…」


昴がそういい恵輝を抱き上げあやした。


皓覬は優輝と紫を両手に抱きあやし始めた。


泣きたいのはこっちの方だよ…


育児をしながら私に二つの会社社長をこなせって言うの?



無理に決まってんじゃんか!!