晧覬の言ってる事は私にも理解出来る。
でも…
私の中でまだ納得出来ない…
納得をしてない私が居てそれが邪魔してるんだ…
父が響の事を考えてくれてるのは凄く解った。
とても嬉しかった。
姉ばかりを可愛がり姉の言う事しか信じなかった父と母がようやく解ってくれたから…
響の事を一番に考える様に成った父を私は本当に良かった…
そう思える様に成った。
なのに…
何か?
が引っ掛かってて…
晧覬に私が思ってる事を話すと…
『瑠璃の何か?って言うのが解らない限り瑠璃は無理だって言うの?その何か?って言うのは瑠璃の不安じゃ無いの?もし社長に就任して上手く行かなかったらどうしょう…。とか何か?あったらどうしょう…とか言う瑠璃の不安や心配じゃないの?』
晧覬に言われ…
確かに一理ある…
心配や不安…
それに家の事や子供達の事…
『瑠璃?俺はなんの為に瑠璃の側に居るの?瑠璃にとって俺って言う存在は一体なに?』
突然、変な事を言い出す晧覬に私は驚き晧覬を観た。
晧覬は私の大切な人
そして私が大好きで愛しい人
離れたくない…
側にずっと居たくて居て欲しい人


