〔それに俺達はノアとACQUAの弁護士を引き受けてやってるからね。優里さんや俊さん他の4人にもモデルの仕事以外でも月に2~3回は逢ってるからその時に俊さん達からも晧覬や昴達に逢わせろ!と言われててさ…〕


斗摩がそう言った。



初耳だった。

芹澤法律総合事務所はノアとACQUAと言う優里さんが設立した会社の弁護士をやってたなんて…


私は晧覬を観ると…



『俺は斗摩達から聞かされてたからその話は知ってたよ!琉偉達も知ってるし昴も知ってるはなしだよ。』


晧覬は私にそう言った。



『どんな会社なのかも少し調べた。鶩雨や斗摩が言う様に俊と言う優里さんの旦那さんは凄い人だと言う事も解ったし俺と同類だって言うのも鶩雨達の話を聞いて知ったからな…』


晧覬は苦笑いしながら私に言った。



「そうそう!この世に晧覬と同じ同類が居るなんて俺も聞いて驚いたよ!その優里さんって言う人、可哀想にって思ったよ…」


昴が言った。



晧覬の言う通り…

知らないのはやっぱり私だけだったんだ

みんなは知ってたんだ…



私はまた知らされて無かった事に少し寂しさを覚えた。