[晧覬…頼むよ…優里さんに逢うだけでいいんだよ…]


鶩雨が晧覬に言った



【晧覬…鶩雨の気持ちも解ってやって欲しいんだけどな…どうしてもダメか?】


斗摩も晧覬に聞いた




晧覬は黙ったまま…

何か?

を考えてる…

そんな感じだった。



そして…



『瑠璃も一緒に行っていい。って言えば俺はそのノアの社長って言う女の人に逢うよ。』


晧覬が鶩雨と斗摩に言った。



えぇ~!?



驚いたのは私ただ一人だった。


廻りは凄く冷静で当たり前でしょ?

そんな顔をしてた。



ちょっ!

ちょっ!?

ちょっと待ってよ!


なんで?

なんで私が一緒に行かなきゃいけないのよ!

それっておかしいんだけど!



そう言うと…



[瑠璃ちゃんも一緒に行こうよ!晧覬もみんなも瑠璃ちゃん達と一緒に行きたいんだからさ…]


諒汰が言うと…



〔そうそう瑠璃姉も俺達と一緒に行こうよ!その方がいいと思うしもしかしたらあの5人組に逢えるかもよ?〕


響が私に言った。



あの雑誌に載ってる5人組に?


でも興味が全く無いからな…



私はずっと考えてた