だからって私が父の会社の社長に成るのはちょっと違う様な感じがする。
父の気持ちを解らない訳ではないけど…
でも…
『瑠璃?あんまり考え過ぎると眉間に皺ができるから止めれば?っていっつも言ってるのに…』
晧覬が言うので自分で眉間を擦りながらペロッて下を出し笑うと…
『なぁ~?瑠璃。瑠璃には俺達、弁護士がついてるし昴達だって側に居るじゃ無いか?やってみないと解らない事を最初から出来ないって諦めてしない瑠璃って瑠璃らしくないと思うんだよ。家の事や子供達の事を心配してるんなら俺達がちゃんとサポートするから瑠璃は安心して仕事して欲しい…。それにさ…。俺はなんの為に瑠璃の側に居てるの?俺は瑠璃の何?』
晧覬もコンクリートの床に座り私に言って来た。
晧覬は私の大好きな愛しい旦那さん。
仕事が忙しくてもいつも私の側に居てくれて私を支えて助けてくれる大切な私の生涯のパートナー。
晧覬に言うと晧覬は優しい目差しを私に向けてキスをしてくれた。
『瑠璃?社長に就任してみないか?大変なのは解るけどやってみないと解らない事だってたくさんある。だから勉強の為にさ…』
……………………。


