例え乗り継ぎ駅で出逢う事が無くても…


次の乗り換え駅で必ず逢う運命に成ってたんだろう…

私と晧覬がそうだった様に…


私が晧覬を忘れてたとしても何度も巡り逢う運命だったんだと…



不思議な気持ちに成った。


私は達哉では無く晧覬と出逢う事が生まれた時から決められてたと言う事に…

そして私の赤い糸は達哉で無く晧覬へと延びて切れる事は無く繋がってたと言う事に…



『瑠璃?百面相に成ってるし眉間に皺が寄ってるよ?』


晧覬に言われ私は自分が深く考え事をしてると言う事に気が付いた。



『一体なにを考えてたの?』


晧覬は私にそう言うと…



『瑠璃?やっぱりみんなと一緒に生活をするのは嫌?ちゃんと話してくれよ…』


晧覬は何ともトンチンカンな事を私に言って来た。



私は晧覬に後で話をすると私は言った。



『解ったよ。ちゃんと話をしてくれよ。俺は瑠璃を泣かせたく無い。悲しませたくは無いんだよ。』


晧覬は私を抱き締めたまま言った。



〔そこ!いつまでイチャイチャやってるつもり?〕


琉偉が言って来た。



「ほんとに困った晧覬だよな!」


昴が言った。