部屋のビジョンが全く観えて来ない…
一体どんな家なの?
私が首を傾げると…
『瑠璃?明日、家を見に行こう。』
晧覬がそう言うと…
《俺達も一緒に観に行く!!》
一斉に声がした。
晧覬が解った。みんで行こう!そう言うと…
《了解!!》
一斉に返事が返って来て…
【私達も一緒に行くけどいいかな?】
父とお義父さんが言うと…
《もちろん!いいとも!!》
とみんな元気な声を返した。
はぁ~
やっぱり先が思いやられるかな?
私はそんな事を思った。
私達は偶然では無く必然的に決められてた道を歩んでたに過ぎないんだろうか?
斗摩パパが言った言葉が頭から離れず私の頭の中をずっと支配していた。
【偶然的では無く…必然的…】
これを【運命】と呼ぶんだろう…
私の頭の中はそんな事を考えてた。
晧覬に逢うのは偶然では無く必然だった
【運命】
と言う名の…
達哉が亡く成ったのも必然であった…
始めから全てが決められてた運命と言うレールの上を私達はただ走ってただけ…
そして乗り継ぎ駅でお互いに逢う運命だったんだと…


