『瑠璃?今朝の話だけど…琉偉や俺が何で事務所に予備の服を置いてるか?って言ったら昔、事務所で服を着替えて遊びに行って時期があったんだ。今はもう誰もやって無いんだけど服を持って帰るのが邪魔くさくてみんな服を持ち帰らすにそのまま置いてあるんだよ…』
晧覬が話してくれた
『琉偉達が黙ったのは瑠璃に何て説明したらいいか?解らなかったからなんだよ琉偉達は琉偉達で言葉を選んで話そうとしてたんだけどお義母さんが言ったからそれで誤魔化すって言うか…』
晧覬は言葉を探してるんだと解った。
私はもういい…
解ったから…
そう言って部屋を出ようとしたら…
『瑠璃全然解って無いだろう?納得もして無いみたいだし…どうしたら信じてくれる?』
晧覬は私の腕をしっかり掴み離してくれそうに無かった。
どうもこうも…
とにかく手を離してと言うと…
『ダメ!瑠璃がまた逃げるから嫌だ!瑠璃は達哉の所に行くんだろ?』
晧覬にそう言われ…
違う!
そう答えた私に晧覬はじゃ何処に行くつもりなの?と聞いて来た。
家に帰る…
そう言うと…
『じゃ家まで送る』
そう言われた。


