晧覬と話がしたく無くて…
顔をみたく無くて…



首を振る私を昴が…



「晧覬?瑠璃ちゃんの話は俺が聞くから瑠璃ちゃん晧覬の顔を観れないんだと思うよ…。何か?あったらちゃんと連絡するから…。晧覬は仕事に戻れ」


昴は晧覬に話してくれた。



『解った…』


晧覬はそう言った。



「さっ!瑠璃ちゃんこっちで話を聞くから…」


昴はそういい部屋へ案内してくれた。



何で晧覬がここに居たのか?
さっぱり頭が回らない私…



案内された部屋は…



「心配しなくていいよ!誰も居ないから俺の専属の部屋なんだよ。だから用事がある時しか誰も来ない。」


昴は私を安心させる為にそう言った。



私は昴の顔を観て頷きそして朝の出来事を昴に話した。


どうしても聞きたくて…

どうしても知りたくて…



ほっとけばいい事なんだろうけど…


晧覬や琉偉達の様子が一気におかしく成って怪しく成ったから…


気に成って仕方が無かった。



「晧覬?瑠璃ちゃんがこう言ってるよ!お前ちゃんとその場で瑠璃ちゃんに説明してやれよな!瑠璃ちゃん今、妊娠中で精神的にも不安定な時期に入るんだからさ…」


昴は溜め息混りにそう言った。