達哉が晧覬の真似をしてた…
晧覬本来の優しさを身に受けてた達哉なら晧覬本来の優しさを知ってる筈だし受けてた筈だから…
それを達哉が真似をしてた…
そう考えるのが正しいんじゃ無いかな?
晧覬自身、全く気付いて無いから…
無意識に自然に出てるから…
私はまた考え始めてしまった。
晧覬が観たら…
『瑠璃?また百面相して考え事?』
って訊かれそうだよな…
私はそんな事を思い一人想い出し笑いをしてた。
人数分のコーヒーと子供達の分のジュースをいれ私はリビングへ行き配った。
両親とお義父さんは今度、産まれて来る子供の話を始めた。お義母さんは話を訊くだけに止どめていた。
【瑠璃?今度はちゃんと家に帰って来るんだろうな?】
父に言われ…
・・・・・・・・。
返事が出来ない私だった。
黙ってると…
【晧覬君達か?】
父の質問に頷いて答えると父は…
【お前は晧覬君達に我儘ばかり言って甘えてばかりだな!!晧覬君や昴君達に瑠璃を甘やかさない様に言わないとダメだな!】
父が言うと…
【麻生さん。晧覬が瑠璃ちゃんと離れたく無いんですよ…】
お義母さんが父に言った。


