私は兄だ弟だからと言って辛くは成らない…
達哉は達哉で…
晧覬は晧覬…
晧覬の中に達哉を求めてる自分が居た事は事実だった。
でも一番大切で一番側に居て欲しいのは達哉じゃ無くて晧覬
達哉が生きていたら私は晧覬の存在なんてきっと知らなかった…
忘れてたと思う…
実際に晧覬の事を忘れてたのは事実だから…
達哉の死後、晧覬に助けられ生きて来た
達哉が私に晧覬と逢わせてくれた事。
そして晧覬が達哉の死後、私の元に毎日通い色んな話をしてくれてた事。
全部、想い出し私は達哉と晧覬の二人に愛されてると言う事を知りそして晧覬と結婚する事を決めた
晧覬の側にずっと居たくて…
離れたく無くて…
だから辛くないと…
達哉の事は晧覬と二人で乗り越え達哉の分まで幸せに成ると決めたから…
晧覬は達哉の身代わりじゃ無くて晧覬と言う一人の男性で私の大切な人で愛しい人。
そうお義母さんに話すと…
【瑠璃ちゃん。貴女と言う人は本当に不思議な子ね。私達の義理のお嫁さんなのに本当の娘みたいに本音で何でも話せてぶつけれる。それに貴女は本当に心から優しい人だわ…】
お義母さんはそう言った。


