【でもね…。晧覬この間、近所まで来たからって家に来たのその時に晧覬がね達哉の話をしだしてね『達哉が生きてれば瑠璃は間違いなく達哉と結婚してただろうし俺達は一緒に成って無かったよ!全部、達哉のお陰なんだ…』って最後に言って帰ったの。】
……………………。
【瑠璃ちゃん晧覬の言った言葉…瑠璃ちゃんは解る?】
お義母さんが訊いて来たので私は正直に解ります。私も同じ気持ちなんでと答えると…
【そう…】
お義母さんは何だか?寂しい目をして私に言った。
お義母さん?
一体どうしたんだろう?
私は瑠璃を抱きお義母さんに…
晧覬が居てくれたから今の私がいてもし晧覬が居なかったから私は達哉の事を乗り切る事も出来なかったと思います。晧覬と私の中に達哉は生きてるので晧覬が言った言葉は晧覬と私だけじゃ無くて昴や他の人達も解るんですよ!
と言った。
【瑠璃ちゃん?貴女は達哉と晧覬がそっくりな兄弟でも嫌じゃ無いの?晧覬は最近、達哉に似て来てる所があると言うのに瑠璃ちゃんは辛く無いの?】
お義母さんは真剣な顔で私に言った。
達哉は達哉…
晧覬は晧覬…


