15分くらいして…
携帯が鳴った。
両親のどちらか?
からの電話だと知らせる着うただった。
ディスプレイを観ると母からだった。
もしもし?
電話に出ると…
【瑠璃!あんた子供が出来たんだって!桐生さんから電話を貰ってビックリしたわよ!急に居なく成ったと思ったら晧覬君と二人で病院に行ってたなんて…なんで隠してたの?】
携帯を耳から外しても聞こえる母の声にウンザリした。
【瑠璃ちゃん?】
お義母さんだ!!
私は慌てて返事を返した。
【瑠璃ちゃん。おめでとう。また家族が増えるのね。また家族が増えると言う事は私達にとって素晴らしい事なのよ!元気な赤ちゃんを産んで頂戴ね。】
お義母さんは泣けて来そうな事を私に話した。
【瑠璃ちゃん?】
今度はお義父さんが電話口に出た。
【瑠璃ちゃん。おめでとう。私も要から聞いて正直、驚いたけど晧覬が殊の外、喜んでたと要から聞いてね。まだ晧覬に逢って無いんだけど家族がまた増えると言う事は本当に素晴らしい事なんだよ。瑠璃ちゃん本当に有り難う。】
お義父さんが何故?私にお礼を言ったのか?解らなかった。


