晧覬?


ごめんなさい…


私は達哉と一緒に逝けなかった…



達哉が私を拒絶してしまったから…



私…

私、達哉に嫌われてしまった…

達哉の事を想うあまり達哉のお荷物に成ってたみたい…



晧覬…

こんな私でもまだ晧覬は私を好きでいてくれますか?

こんな私を愛してくれますか?



私は夢からまだ抜け出せないでいた…




『瑠璃…。お前が達哉の事をずっと想ってた事は知ってた。知ってた上で俺はお前と結婚したんだ…瑠璃を離したく無くて…達哉の元へ逝かせたく無くて…』



晧覬…



『俺は達哉の身代わりでも良かったんだお前の笑ってる顔だけ観てれば…お前の拗ねた顔や百面相をしてる瑠璃お前が好きなんだ…』


晧覬…



『俺は達哉には敵わない…。でもお前を想う気持ちは達哉には絶対に負けない!だから頼む…達哉の所へは逝かないでくれ…俺の為じゃ無くて子供達の為に…』



晧覬?

晧覬?泣いてるの?



『目を開けてくれよ目を覚ましてくれよ瑠璃…』




達哉…


私…


今、一番大切な人を悲しませてる…


達哉以上に大切な物って無いと思ってた