《ママァ~!恵ちゃんママの言う事きくから玩具!》
恵輝が言うと…
《ママ!優もママとパパの言う事きくから!》
優輝もいい…
《紫もママとパパの言う事、聞くからお人形さん買って!》
紫が言った。
しっかり言葉を話す我が子。
父や母が子供達の教育と言って教材を何処かから仕入れて来て毎日の様に子供と勉強をしてるせいなのか?
私はじゃパパから離れていい子にしてなさいと子供達に言うと…
《はぁ~い!!》
そう言って子供達は晧輝から離れ私の元へ来た。
「相変わらず晧覬は子供達にタジタジだな…お前がタジタジに成るの瑠璃ちゃんの事だけだったのにな!」
昴は笑いながら晧覬に言った。
『うるせぇ~よ?昴おじちゃん?!』
晧覬が言うと…
「俺はまだお兄ちゃんなの!おじちゃんって呼ばれる歳じゃないし子持ちのお前から言われたく無いね!」
昴がすかさず反撃を始めた。
はぁ~
始まったよ…
この二人はいっつも何処に行っても何処に居てもこんな感じで言い合いをするんだから…
しかも所構わず…
晧覬と昴に…
いい加減にして?っと言うと…
《ごめんなさい…》
二人の謝る声が聞こえた。


