確か?
昨日もそんな事を言われた記憶があった
【瑠璃ちゃんらしいや!】
って…
なにが?
私らしいのか?
さっぱり解らないんだけど?
私は昴に有り難うとお礼を言い車内で色んな楽しい話をしてると直ぐに事務所の地下駐車場に着いてしまった。
子供達を降ろし荷物と鞄を持ちドアをしめ昴が車にロックを掛けた。
昴は恵輝と優輝を抱き私は荷物と鞄を肩に掛け紫を抱きエレベーターに向かって二人で歩いた。
行き先階を押しドアを閉めチーンと言う音と共にドアが開き白鷺弁護士事務所に着いた。
受付の子が代ってしまったんだけどエレベーター前で琉偉が待っててくれてた。
〔瑠璃ちゃん!〕
琉偉が声を掛けながらこちらに歩いて来た。
〔昴も瑠璃ちゃん達と一緒に来るって晧覬さんから聞いてたから迎えに来た。〕
琉偉は笑顔でそう言って昴から優輝を抱き上げた。
「琉偉?お前、仕事しなくていいのか?サボってたら晧覬に怒られるんじゃ無いのか?」
昴が琉偉に言うと…
『誰に怒られるって言うんだ?』
晧覬の声がしたので声の方を観ると…
腕を組んで壁に持たれて言う晧覬の姿が目に入った。


