昴も朝ご飯を食べ終わりそろそろ晧覬の出勤時間が近づいて来た。
晧覬は服を着替えに二階にあがって行った。
少ししてスーツ姿に鞄を持って眼鏡をかけた晧覬が降りて来た。
子供達はこの格好の晧覬を観ると家に居なくなる…。
と言うのが解るので晧覬から離れなくなる。
でも今日は昴が居るから三人とも晧覬の姿を観ても紫以外は纏わりつく事は無かった。
晧覬は紫を抱き昴に声を掛け紫を抱いたまま玄関に行った。
私と昴も恵輝と優輝を抱き玄関へ晧覬を見送りに行った。
『昴?悪いけど後は頼んだから…。』
晧覬は昴に言うと抱いてた紫を私に傾け私が優輝を左腕に抱き紫を右腕で抱くと晧覬は靴を履き鞄と車のキーを持ち振り向き『いってくるからね。』と言い玄関のドアを開けて出て言った。
今日は泣かなかった三人。
昴が来てくれたお陰で助かった…
私は昴に三人を任せ後片付けをし洗濯物を干しに庭に出た。
キャッきゃキャッきゃ言ってる我が子の声を聞きながら洗濯物を干し掃除をして一段落するともうお昼前に成ってた。
晧覬はもう仕事を始めてる時間だな…
そんな事を思ってると…


