『瑠璃と昴が楽しそうにハイタッチしたりするからだろ?』
晧覬はやっぱり拗ねてた…
大きな溜め息を私は吐き…
人前だと言うのは解ってたけど…
晧覬の首に腕を絡ませ自分の唇を晧覬の唇に重ねた。
晧覬はそのまま私の腰に手を回し唇を舌で割り中に入って来て舌を這いずり回った。
キャ~!キャ~!!と言う声が耳に入って来てたけど…
それどころじゃ無かった…
意識が…
遠退いて行く…
足の力が…
力が…
抜けそう…
そう思った時に唇が離れ…
『ごちそうさま!』
晧覬は微笑んで言った。
トロ~ンとしてる私を観て…
『続きは家に帰ってからね!!』
そう言い私を抱き締めた。
注目を浴びてる事なんてすっかり忘れて私は晧覬にずっと抱き締められてた。
晧覬は気が済んだのか?私を離し自販機で子供達のジュースを買い二人で手を繋いでみんなの元へ帰ると…
《遅い!!もうお腹ペコペコ!?》
合唱する様にみんなに言われ噴水のいつもの場所にシートを敷き冷えたペットのお茶を出しお弁当を広げた。
《おぉ~!!》
一斉に歓声があがった。


