昴はなに食わぬ顔をして…
「早退したんだよ!早引き!早引き!」
昴は言った。
はぁ~?
そう言えば…
昨日のメールに明日は8時頃って…
私が昴を観ると…
「シフトを代わって貰ったの!!」
昴はそういい恵輝達の所へ行ってしまった…
昴の優しさだよね…
ありがとう…
昴…
私は心の中で昴に感謝の気持ちを言った
《いっただきまぁ~す!!》
両手を合わせみんなで合掌する。
海苔を手に持ち寿司米を乗せおかずを乗せ海苔を巻き口に運ぶ…
《うめぇ~!!》
あっちこっちから聞こえる声に…
『昴!酒呑むゾ!子供達は親に任せたらいいよ!!』
晧覬は昴を呼び凌や成瀬さん達とグラスを傾けてビールを注いでた。
煮物などをおつまみにしながらビールを呑むつもりなんだ…
私は晧覬達の楽しそうなその姿を観ながら琴乃が来てない事に気が付いた。
響に聞くと…
[えっ?!まだ来て無いの?]
響は言った…
はぁ~?
しっかりしろよ!
自分の彼女が来てない事くらいちゃんと把握しとけよ…
私は響の前で大きな大きな溜め息を吐いた…