響は下を向き考え込んでしまった…
芹澤さんと成瀬さんも下を向いてた。
『響?響は瑠璃の弟だよな?瑠璃の気持ちを一番身近かで感じ観てたよな?じゃ瑠璃の今の気持ちも想いも願いも響なら理解できるよな?』
晧覬は響の頭を撫でながら優しい声で優しい目差しを向けて話した。
父と母、お義母さんも涙を流し泣き出してしまった。
ウチの両親は本当に涙もろい…
響は顔を上げ…
〔俺は瑠璃姉の弟の響だよ!瑠璃姉の気持ちや想い願いは晧覬兄や昴達より一番解るに決まってんだろ?俺を誰だと思ってんだよ!俺は瑠璃姉の弟の響だぜ!〕
響はとびっきりの笑みを観せ晧覬に言った。
そして…
〔成瀬さん。芹澤さん。今さっきは酷い事を言って済みませんでした…〕
響は二人に謝り頭を下げた。
二人は…
【いや…。こちらこそ有り難う…】
そう言った。
『じゃ!改めて紹介させて貰うよ?』
晧覬が言った。
『今日から本当に俺達の仲間に成った芹澤法律事務所に所属する芹澤と成瀬だ。みんな仲良くやってくれな!俺からも頼むよ…』
晧覬が言うと…
凌と諒汰が二人の肩に腕を回し…
《よかったな!!》
そう言ってた。


