母が出て行った後のキッチンは何故か?無言に…
沈黙だけがひたすら続いた…
嫌だな…
この沈黙…
私がそう思ってると
「瑠璃ちゃん?」
昴の方から話し掛けてくれた。
私は振り向き返事をすると…
「お義母さんに言った言葉…。あれ嘘じゃ無いから…。俺は晧覬の奥さんに成った瑠璃ちゃんを今でも好きだから…」
なっ!
なっ!
なんと!?
何て事を言い出すのかと思いきや…
「瑠璃ちゃんが気にする事は無いよ。俺が勝手に瑠璃ちゃんを想ってるだけの事なんだし晧覬達も俺の気持ちを知ってる事だから…。」
サラっと言った昴に私は返す言葉を失い
「好きな女の事を一番に考えて動くのが男ってもんだから…晧覬には敵がいっぱい居るから晧覬も本当は可哀相なんだけどな…」
昴は笑いながらまた作業を始めた。
私は作業をする昴の姿をずっと見詰め…
昴の気持ちに私はずっと気付いてた事を昴に正直に話した。
「じゃ瑠璃ちゃんも俺の気持ちを知ってたんなら俺は晧覬の二番目でいいから…側に居させてね!」
昴は私にWinkをしそう言った。
返事が返せない私…


