私がジャガ芋を水で冷やしてると昴がジャガ芋の皮剥きをしてくれると言ったのでステンのボールを渡し皮を剥いたジャガ芋この中に入れ全部、潰して欲しいとお願いした。
昴は了解!!
そう言って作業を始めた。
その作業を観てた母がとんでも無い事を口にした。
【瑠璃の旦那さんは晧覬君なのか?昴君なのか?一体どっちなんだろうね?晧覬君と昴君。両方共、瑠璃の旦那さんにしちゃえば?】
その言葉を聞いて胡瓜を輪切りにしてた私は自分の手を切りそうに成り作業の手を止め母を観た。
【だって…。晧覬君も昴君もだけど…みんな瑠璃の事を考えて瑠璃を中心にして物ごとを動かしてるじゃないの!】
母の言葉に…
私は何も返す言葉が見付からなかった…
「お義母さん?そんな事、当たり前じゃないですか!」
昴がすかさず会話に入って来た。
「瑠璃ちゃんだからみんな手伝うんですよ!晧覬に負けないくらいみんな瑠璃ちゃんの事が好きだから瑠璃ちゃんの事を一番に考えて行動するんですよ!」
昴はサラッと母の前で言ってのけた。
【瑠璃は本当に幸せ者なのね。】
母はそう言ってキッチンを出て言った。


