『瑠璃?行ってくるよ?』
私は晧覬が私に言ってるのか?犬の瑠璃に言ってるのか?解らず首を傾げると…
『瑠璃?俺が呼んでるのは犬の瑠璃じゃ無いよ?俺の奥さんの瑠璃を呼んでるんだけど?』
晧覬は笑いながら言った。
あんたが私の名前を犬に付けるから悪いんでしょ!!
私はホッペを膨らますと…
『行って来るよ!後の事は頼んだから…宜しくね。』
晧覬はそう言うと私に深くそして甘いキスをして来た。
どれくらい唇を重ねてたのか?
解らない…
私の脚は力が抜け晧覬に支えられ…
晧覬は私の腰に手を回しもう片方の手で後頭部を持ち押さえ私はキスをされそれを受け止めてた。
されるがままの私…
キスの最中に眼鏡を全くかけてない晧覬の顔を観て綺麗…
そう思ってしまった
唇が離れてもボ~っとしてる私を晧覬が観て…
『瑠璃?靴を履いてくれる?』
私の頭は晧覬に言われ晧覬の命令を聞き靴を履いた。
手を繋がれ玄関の外に出て車に乗り…
何故か?
晧覬の言う通りにしてると私は事務所に来てしまった。


