恐ろしい恐ろしい土曜日がやって来てしまった…
朝から母と父が家に来た。
そして遅れる事15分後にお義母さんが犬の瑠璃を連れてやって来た。
瑠璃は晧覬を観るなり飛び付き戯れ本当に飼い主に逢えた喜びを全身で表現し尻尾も止まる事なく動いてた。
子供達も瑠璃を知らない訳では無かったので晧覬の所へ行き瑠璃を触ってた。
【瑠璃ちゃん。今日は本当にごめんなさいね…】
お義母さんは申し訳なさそうな顔をして私に言って来たので私は本当に助かるのでお義母さんに助かります。と笑顔で返事を返した。
『瑠璃?ぼちぼち時間だから仕事に行って来るよ!』
晧覬は瑠璃を離し鞄を持ち玄関の方へ歩いて行った。
瑠璃も晧覬の後を追って行ったので私は両親に子供達をお願い!といい玄関へ走って行った。
瑠璃は晧覬の前でお座りをし尻尾を振ってた。
『瑠璃。仕事に行って来るからいい子でお留守番してるんだよ。ちゃんとみんなの言う事を聞いててね。』
晧覬は…
晧覬は子供にいい聞かせる様な事を犬の瑠璃に話をしてた。
私は同じ名前の同じ字の犬に…
まるで私が言われてる様な錯覚を起こしかけた…


