これが昴の優しさ…
私が頭が上がらないって言うさり気ない昴の気遣いであって優しさなんだ…
『あぁ…。病院は大丈夫なのか?昴がいいんなら頼むよ。』
晧覬も最近では余り嫌な顔を昴にしなくなった。
『じゃ明日、2時頃に事務所に着く様に来てくれ。それまでに全ての仕事を終わらせとくから。お義父さんには明日3時頃に本社に行くって俺の方から連絡を入れとくから昴!後は頼んだゾ!』
晧覬は明日の予定を昴に話した。
本当に直ぐに決まってしまう…
行動が速いのはいつもの事なんだけど…
段取りを全て頭で決めてしまう晧覬にも頭が上がらない…
晧覬と昴は予定の確認をしそして仕事の途中で抜け出して来てたので二人共、職場へお互いに帰って行った。
子供達は居なく成ったパパと昴の後を追い玄関先で泣いてしまいウチの家の中は子供達の泣き声の合唱オンパレードだった。
晧覬と昴、後、琉偉達にも後追いをして泣く我が子…
ほんとに…
困ってます…
みんなの事を好きなのは解るんだけど…
こうも毎回、毎回、泣かれてしまうとね
酷い時はみんな家に泊まるから…
甘やかし過ぎが原因なんだと思うけど…


