もう既に土地とビルの契約も済んでると話をして後は父から直接、話を聞いて欲しいと私は言った。
私が話をするより父本人がみんなに話をする方がいいと思ったから…
『解った。お義父さんに連絡してみるよそれで直接、お義父さんから話を聞く様にする。』
晧覬はそういいデスクに向かい携帯を鞄から取り出し…
恐らく父の携帯に電話をしてるんだ…
はぁ~
言うんじゃ無かったよ…
思い出さなくても良かった事なのに…
私は下を向いてると
〔瑠璃ちゃん?大丈夫だから…。そんなに心配しなくていいよ!晧覬さんだって本当は解ってる事なんだから…〕
琉偉が優しい声で言葉をくれた。
『あっ!お義父さん晧覬です。今、瑠璃から聞いたんですがね…。新会社の隣りのビルに…。あぁ。そうなんですか?解りました。じゃ僕達はここで待ってますから…』
晧覬が電話を切り…
『今からみんなでここに来るらしいから瑠璃の会社の書類と芹澤、成瀬、凌、蒼空の契約書と誓約書それから芹澤と成瀬をここへ至急、呼んでくれ!』
晧覬が言うと一斉に3人は分担で仕事をやり始めた。
凄い…
やっぱり俊敏だ…


