未来とは幼馴染みで、小学生からずっと一緒にいるのに、小学校では1回しか同じクラスにならなかった。
「9年間で2回目だね」
未来は嬉しそうに言う。
「やっとって感じだね」
「とりあえず教室行こっか」
未来の提案でさっそく教室へ行く。
「3-5」とから書かれたプレートがかかってある教室のドアを開ける。
中には半分以上の生徒がいて、
これでもかってぐらい騒いでいる。
みんなが一気に視線を向ける。
...うわ〜視線が…緊張が…
自分の指定の…と言っても出席番号順なんだけど、席に座る。
未来とは少し遠い。
私たちが席に着いた時はもうほとんど揃って、みんなゾロゾロと席に座り始める。