いつになったら話してくれるんだろうという眼差しを向けられ、あまり引っ張るのも悪い気がして息を吐いた。
「木曜日の夜に電話をかけてきた相手なんだけど……」
先ずはそこから話そうと思い、目線をテーブルに向けたまま語った。
視界の端に見えていた芦原の手が握られ、崩されてた脚が座り直される。
少しだけ前傾になった胸元が揺れる。
思っている以上に胸があるな…と、いやらしい見方をしてしまった。
「ゴホン!」
軽く咳払いをして気を引き締めた。
目線を上向きにすると、真っ直ぐな眼差しを注いでいる芦原と目が合う。
その姿に一瞬見惚れ、続きを話す為に目線を下げた。
「電話をかけてきたのは従兄弟なんだ。地元の動物病院で獣医をしてる」
「獣医さん?」
問い直す言葉に頷く。
芦原は「そうですか…」と納得し、何も言わずに俺の言葉を待った。
こっちはその日のことを思い浮かべて気持ちが少しだけ暗くなった。
芦原はそんな俺のことを眺め、それでも話し掛けることもなく待っている。
はぁ…と深く息を吐き、ビールを数口飲んで置く。
無言のままでいると、芦原もどうしていいか迷うらしく、仕様が無さそうに脚を崩した。
それを見たら堪らなくなった。
あの瞬間を迎えた時の様な気がして、ぽつり…と口にしていた。
「木曜日の夜に電話をかけてきた相手なんだけど……」
先ずはそこから話そうと思い、目線をテーブルに向けたまま語った。
視界の端に見えていた芦原の手が握られ、崩されてた脚が座り直される。
少しだけ前傾になった胸元が揺れる。
思っている以上に胸があるな…と、いやらしい見方をしてしまった。
「ゴホン!」
軽く咳払いをして気を引き締めた。
目線を上向きにすると、真っ直ぐな眼差しを注いでいる芦原と目が合う。
その姿に一瞬見惚れ、続きを話す為に目線を下げた。
「電話をかけてきたのは従兄弟なんだ。地元の動物病院で獣医をしてる」
「獣医さん?」
問い直す言葉に頷く。
芦原は「そうですか…」と納得し、何も言わずに俺の言葉を待った。
こっちはその日のことを思い浮かべて気持ちが少しだけ暗くなった。
芦原はそんな俺のことを眺め、それでも話し掛けることもなく待っている。
はぁ…と深く息を吐き、ビールを数口飲んで置く。
無言のままでいると、芦原もどうしていいか迷うらしく、仕様が無さそうに脚を崩した。
それを見たら堪らなくなった。
あの瞬間を迎えた時の様な気がして、ぽつり…と口にしていた。

