今週ずっと話したいと思ってた人がデスクにいて、机上に置いたままの書類をトントンと叩いて揃えてる。
「……課長」
思わず声をかけていた。
驚いたのもあったけど、戻ってきてたのが嬉しくて。
私を振り返ると、課長は少し驚いた様な顔をした。
「芦原さん、まだ居たんだ」
今日辺りは早く帰ってるだろうと思ってたみたい。
そりゃこれまでの仕事ぶりからしたら間違いなく帰ってるから無理もない。
「来週分の仕事も少しやってたんです。未希の調子が悪かったら、また手伝わないといけなくなるから」
先を見越して仕事をするなんて、このオフィスで働きだしてきっと初めてだと思う。
「…ふぅん。感心だな」
月曜日の夜以来、2人で会話してた。
私達はお互いに微笑み合い、私は自分のデスクに座る。
「まだ大分かかるのか?」
上座から聞かれ、「もう少しで終わります」と答えた。
「じゃあ終わるまで居るから頑張って。仕事が済んだら飲みに行こう」
平然と誘う課長に目を向ける。
私の視線にも気づかず、課長は自分のやり掛けてた仕事に手を伸ばす。
(どうして私を誘うの?)
今週ずっと頑張ったご褒美だから?
それとも先週の続きをする為?
金澤さんとは約束がないの?
そもそも、先週の急用って何ですか?
気持ちが乱れてばかりで仕事にならない。
こんな掴み所のない課長の言葉に振り回されてばかりいる。
「……課長」
思わず声をかけていた。
驚いたのもあったけど、戻ってきてたのが嬉しくて。
私を振り返ると、課長は少し驚いた様な顔をした。
「芦原さん、まだ居たんだ」
今日辺りは早く帰ってるだろうと思ってたみたい。
そりゃこれまでの仕事ぶりからしたら間違いなく帰ってるから無理もない。
「来週分の仕事も少しやってたんです。未希の調子が悪かったら、また手伝わないといけなくなるから」
先を見越して仕事をするなんて、このオフィスで働きだしてきっと初めてだと思う。
「…ふぅん。感心だな」
月曜日の夜以来、2人で会話してた。
私達はお互いに微笑み合い、私は自分のデスクに座る。
「まだ大分かかるのか?」
上座から聞かれ、「もう少しで終わります」と答えた。
「じゃあ終わるまで居るから頑張って。仕事が済んだら飲みに行こう」
平然と誘う課長に目を向ける。
私の視線にも気づかず、課長は自分のやり掛けてた仕事に手を伸ばす。
(どうして私を誘うの?)
今週ずっと頑張ったご褒美だから?
それとも先週の続きをする為?
金澤さんとは約束がないの?
そもそも、先週の急用って何ですか?
気持ちが乱れてばかりで仕事にならない。
こんな掴み所のない課長の言葉に振り回されてばかりいる。

