「あゆなんの後悔はもう承知済みよ!」
「はは、……そうみたいですね」
「だからそれを解決させに行くのよ」
何をまた変なこと言っているんだろうと目を何度かパチクリさせ、重要だと思われる言葉を脳内で繰り返す。
『そうすればこのバッチを与えられるわ!』
胸を張って言ったゼテルアさんにハテナを浮かべたのは言うまでもなくて。
「ごめん、ゼテルアさん。言っている意味がイマイチ……?」
「これから、いや、明日からね!」
「いや、だからゼテルアさん何をしようとしているんですか!?」
「だ・か・ら、明日からその後悔解決させに行くのよ!」
本当に何言ってるのこの人。
解決?明日から?は?
全然理解ができない。
「もー!頭相変わらず硬いわねー。
いい?あなたは明日から姿を変えて、学校に通ってもらうわ。
そうねー、1ヶ月!猶予をあげる。その間に解決出来なかったら……」
「できなかったら?」
口と耳を、全神経をゼテルアさんに集中させた。
何を言われるのか大体だけど、分かる気がした。
できなかったら、私は。
天国には一切入れなくなって、この世をさまよい続けるんだ。



