そうとなれば今すぐにでも行きたい! おばあちゃんに会いたい! 急に立ち上がった私を驚いた様子で見上げる神様。 それから神様の手を握る私に目を瞬かせる。 「行きましょう!上の世界へ!」 さらに身を乗り出して言う。 もう私は死んでいるのだから、今すぐに行けるはずだ。 こんなところで道草食ってる場合じゃない。 私は目を輝かせてまだ瞬きを繰り返す神様を見つめた。