「あら、無自覚なの?もっと自信持ちなさいっ、よ!」
バシッと背中を叩かれて前によろめく。
うまく自分で体を支えられ、小さく睨んだ。
ほんとこの馬鹿力やめてよ。
痛すぎるんですけど!
「て、なに写真なんて撮ってるんですか!」
「だって、可愛い顔してたから、つい☆」
「つい☆、じゃないですよ!」
まったく、この人は。
いくら神様だからって
許されることと許されないことの区別ぐらい分かるでしょ!
だいたい、
そのカメラどこから持ってきたの……。
「このカメラはこの中からよ」
「……っ、読まれてるし」
「読むんじゃなくて、『聴こえる』の!」
「あ、そーでしたね……」
もう、いやだこの人!怖い!



