タイムリミットは君にサヨナラをするまで。


リハビリが続く中、徐々に体力を戻しつつある今日この頃。


今日も来客が来た。


2週間ぶりにみた彼は制服姿だった。


カレンダーを見ると今日から学校なんだと、すなわち夏休みが終わったのだと知った。



「よっ」

「今日から学校だったんだねお疲れ〜」


なんてヘラヘラしてるのも最初だけで、久しぶりに見たせいか私の心臓は加速していくばかりだった。


これじゃあ意識してるみたいじゃん……。



「なんだよ人の顔ジロジロと」

「や、焼けたなぁって」

「ふぅん」



近くの椅子を引っ張り出して座る。


珍しく無言な彼にちょっかい出せない自分に驚いた。

私、緊張してるんだ。



「今日は浜中来てないんだな」

「あ、うん。用事があるって」

「そっか」


いやいやいや、やっぱり様子がおかしくない??

口数があまりにも少なすぎる。


……いや、いつも通りだったりする?

それにしてもいつもはもっとこうガッて来ていたような……。


なんか久しぶり過ぎて幸太郎との距離感が分からなくなっちゃったのかな。


以前の私たちどんな感じだった?