「ジュエリーってどうすれば見つけることができるの??」




「さすがに細かいことまで教えるわけにはいきません。でも…」





「でも…??」






ガーネットは少し間をあけて口をひらいた。





「この湖よりもっと奥へ行くと魔女が住んでいる家が見えてくるわ。その魔女に色々聞いてみて?」




「魔女………。」



私達は頭の中で明らかに悪臭が漂う薬を大きな鍋で煮ている魔女を思い浮かべた。




「ふふふ。3人ともどんなことを想像したの?大丈夫よ。とても優しい魔女さんだから。」




「なら、良かった。」




「それじゃあガーネット。色々ありがとうね。」






「いいのよ。また会いましょう。」





パシャンッッッッッッ。


「あ…?!」





「どうしたの?!」





私は確かに見た。
湖の奥の方で人魚の尾びれが光ったのを。





その時心の中で思った。

皆の夢が叶いますように。





「なんでもない。早く行こう?」




「うん」


私達は魔女の住む家を目指して歩いた。