「ゴメンナサイ」
「そうだな、前言撤回する気になっただろ」
すっぴんで私は教師を見下ろしていた。
私の下には土下座してる先生。
いや、ここまでするつもりじゃなかったんだけどね、と
心の中で言い訳しておく。
常識として化粧を落としたら誰だって別人なはず。
「そんなに綺麗とは思いませんでした」
私は、どちらかというときっと整ってる方。
一応、親の顔がいいからそんなもんだ。
まぁ、でもこの顔のせいでさんざんな目に合ってきたから
要らないといえば、要らない。
それなのに、なんでだろう。
「意外と、タイプの顔でした」
さらっといいのけられて、嫌なはずなのに。
頬が緩むのは何で?
この顔で良かったかもなんておかしな事思ってるのは
……何で?


