鉄板焼きの店を出て、駅前の居酒屋でもう一杯なんて調子に乗ったところまでは覚えてる。
でもあとの記憶はぷっつりと途切れていて、どうやって帰ってきたんだろう。
ふと、枕元をみるとコンビニの白い袋が乗っかっている。
昨日の朝まではなかったはずのそれをそっと開けると、ウコンドリンクとスポーツドリンクが姿をあらわした。
颯哉に同情されるとか、ないでしょう。
ため息をついて、ウコンドリンクを飲んでみる。
……まずっ。
一気に飲み干したあとで、口直しにスポーツドリンクを飲み込んだ。
何も予定が入っていない今日はもう一回寝てしまおうかと思ったけれど、颯哉に詫びを入れておくべきかと考え直して、スマホのありかを探した。疼く額の辺りをおさえ、バッグの内ポケットをあさった。
手に取ると、ピコピコと光る点滅が着信を示していた。ひとつだけ入っていた着信は潤哉さんからで、それをみただけで胸にジンワリするものがひろがった。
……ないものねだりの子供みたい。
付き合えただけでも奇跡的だったのに、いつの間にか同じくらいの想いを返してもらいたい、とか。
潤哉さんに電話をしようか迷って、手が止まる。
土曜日だけど休日出勤するのかもしれないし。
自分のなかの言い訳を探して、颯哉に『迷惑かけて、ゴメン』とだけラインを入れて布団のなかに潜り込んだ。
でもあとの記憶はぷっつりと途切れていて、どうやって帰ってきたんだろう。
ふと、枕元をみるとコンビニの白い袋が乗っかっている。
昨日の朝まではなかったはずのそれをそっと開けると、ウコンドリンクとスポーツドリンクが姿をあらわした。
颯哉に同情されるとか、ないでしょう。
ため息をついて、ウコンドリンクを飲んでみる。
……まずっ。
一気に飲み干したあとで、口直しにスポーツドリンクを飲み込んだ。
何も予定が入っていない今日はもう一回寝てしまおうかと思ったけれど、颯哉に詫びを入れておくべきかと考え直して、スマホのありかを探した。疼く額の辺りをおさえ、バッグの内ポケットをあさった。
手に取ると、ピコピコと光る点滅が着信を示していた。ひとつだけ入っていた着信は潤哉さんからで、それをみただけで胸にジンワリするものがひろがった。
……ないものねだりの子供みたい。
付き合えただけでも奇跡的だったのに、いつの間にか同じくらいの想いを返してもらいたい、とか。
潤哉さんに電話をしようか迷って、手が止まる。
土曜日だけど休日出勤するのかもしれないし。
自分のなかの言い訳を探して、颯哉に『迷惑かけて、ゴメン』とだけラインを入れて布団のなかに潜り込んだ。

