置いて来た子供の事を毎日忘れる事はなかったが、新しい宝物、美咲のおかげもあり幸せに生活していた矢先に、突然前触れもなく、別れた嫁から電話がかかってきた。

嵐士:『なんや、久し振りやなぁ』

元嫁:『うん、元気してんの?』

嵐士:『おー、それなりにやってんで、どないかしたんか?』

元嫁:『うん‥‥あんな‥‥』

嵐士:『ん‥‥?』

元嫁:『実はな、私、もう限界やねんわ‥‥』

嵐士:『何が限界やねんな?』

元嫁:『この子らみていくのが‥‥‥』