「ほのか、どこ行ったんだよ……」 「ほのか、いない……」 2人は、ただ不安そうに声を震わす。 どうしよう、なんか言わなきゃ……。 言わなきゃ、いけないのに……。 「うっ……うぅっ………」 嗚咽とともに、また涙がブワッと溢れる。 「あぁっ、ううっ……っ」 泣き崩れて、地面に手をつく私に、圭ちゃんとつぐみちゃんがしがみついてきた。 「ふう姉、どうしたんだよ!」 「ふう姉……痛い?」 痛い、痛いよ……胸が。 苦しくて、何も受け止められない。 いっそ、全て夢ならいいのに……っ。