永遠なんてないこの世界で、きみと奇跡みたいな恋を。



***


「ただいま、みんな」

なっちゃんと530号の病室にやってくると、すぐさま圭ちゃんとつぐみちゃんが駆け寄ってくる。


「どこ行ってたんだよ!って、ゲッ、夏樹」


圭ちゃんは、なっちゃんを見た途端に渋い顔をした。


「圭介……悪いことを言う口は……この口かっ、あぁ?」

「ギャーッ!!」


なっちゃんに頬を掴まれて、おちょぼ口になる圭ちゃん。


今日も2人は騒がしい。

でも、圭ちゃんも憎まれ口を叩くけど、本当はなっちゃんに遊んでもらえて、嬉しいんだよね。


「ジュース……遅い」

「つぐみちゃん、待たせちゃってごめんね」


実は、このオレンジジュースはつぐみちゃんのリクエストだったりする。

ジュース買ってすぐ、屋上に行っちゃったから……結構待たせちゃったんだな。


それに、つぐみちゃんは甘えたさんだからね。


その頭を撫でていると、ほのかちゃんが起きてこないことに気づく。